AFVモデラーの巣

1/35AFV模型が大好物

タミヤ 1/35 IV号戦車F型 Part10

もうPart10ですが...やっと最終工程のウェザリング(土・埃汚し)を行います。

▲つや消しクリアーはデカールのみに吹いて、車体塗装はグロスのまま残しています。

前回述べた塗装の白化の件ですが、つや消しクリアーを吹いたところなぜかほとんど消えました😀

▲埃ウェザリングは今回新しく購入したMr.ウェザリングカラー2色を早速使ってみます。

左がグレイッシュブラウン、右がライトグレイッシュです。

 

▼nippperにこれまたズバリな記事が上がっておりましたので、こちらを参考にやってみました。

足元に迷ったら「この2色」を履いて行こう! グレイッシュブラウン&ライトグレイッシュ !! | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

 

▲記事と同じようにやってみます。

まずグレイッシュブラウンをお好みの場所にチョンチョンと塗って、その上からライトグレイッシュもチョンチョンと塗ります。かなり適当です。

▲薄め液を含ませた筆で上から下に塗料を伸ばして行きます。油彩ベースなので非常に色の伸びがよく絶妙に混ざり合って行きます。

▲後ろ側も同様に2色を置きます。

▲ちょっと塗りすぎたなと思ったので、ウエスなどで余分な塗料をふき取って調整しながら、同様に筆で伸ばして行きました。

▲乾いてこのようになりました。ランダムに色が残って良い感じです。

▲続いて車体下部です。ここは濃いめの塗料をかなり豪快に塗ってます。

▲同様に付き過ぎた塗料はふき取りながら、上下方向に塗料を伸ばします。

広い部分は1度では薄い感じなので何度か塗り重ねるのが良いでしょうね。

▲予備履帯や車体前部にも色を置きます。ここはちょっと薄めにして細筆でピタピタと塗っています。半乾きの時に境界を薄め液でぼかして馴染ませます。

▲続いてフェンダーの汚し。ここは埃を被ったイメージで明るめの色を多めにしました。装備品に被ってしまっても全然OK。同様に半乾きの時に薄め液でぼかして馴染ませます。

▲馴染ませた後の状態。色のノリも抜群に良く楽しい作業です。調子に乗って真っ白になったって事だけはない様にしたいです。

▲次はおっかなびっくりな車体上部のウェザリング。でもクリアー吹いてるから大丈夫だろうと結構大胆に埃色を塗ってます。

▲薄め液を含ませたフィニッシュマスターで余分な塗料をふき取って、埃色がスミに溜まった様な感じにして行きます。

▲リアデッキも同様に作業しました。

▲砲塔は下の方に埃色を軽く塗って、薄め液を含ませたフィニッシュマスターで叩くように境界をぼかします。

▲こんな感じです。

▲転輪は少し薄めにしてペタペタとウォッシュします。

▲足回りはもう少し色を濃くしたいなと思ったので、再び色を置いています。

この作業は1日置いてから行います。ウェザリングカラーは一度乾くともう溶け出さない(絶対ではない)ので、安心して塗り重ねできます。

▲ウエスでふき取り調整しつつ、色を濃く残す所とそうでない所の差を出します。

▲こんな感じです。

▲車体下部も同様にもう少し濃くなるよう色を塗り重ねました。

▲ちょっと怖いですが履帯にも塗っちゃいますぜ。2色を混ぜペチャペチャとウォッシュします。

▲接地部分の塗料は薄め液を含ませたフィニッシュマスターで除去します。

▲埃色を乗せると全体的に白っぽくなりすぎたので、グランドブラウンで再度ピンウォッシュを行います。全てではなく強調したいモールドだけに塗ります。

 

▲足回り、転輪にも同様にシェード色をウォッシュ。この作業もやはり下地の埃色を乾かしてから行っています。

 

▲排気管のサビ表現もWCを使ってやってみます。まずグランドブラウンを原液のまま全体にべた塗りし、半乾きの時にステインブラウンをランダムに塗り重ね、軽く混ぜ合わせます。

▲最後に、明るいサビ色をアクセントに置きます。ラストオレンジは持ってないので、ガイア・エナメルの「赤サビ&黄サビ」で代用しました。

▲2色を混ぜオレンジ色のサビを作り、ちょんちょんと点付けしました。

▲履帯の金属表現です。今回の履帯は接地部分が平べったいタイプで、銀で塗るとギラギラし過ぎると思ったので、エナメルで明るいグレーを作ってドライブラシしています。

▲スプロケットの歯やセンターガイドにも同様に擦り付けます。

▲履帯を装着します。

 

▼最終的にご覧のようになりました。

 

 

 

 

 

 

今回はかなり長くなりましたが、いつにも増して楽しく作業できました。

毎度ピグメントを使ってばかりで、ウェザリングカラーの埃色は使ってこなかったのですが、これ程までに使いやすい塗料とは思いませんでした。見る見るメリハリが付いて行くのが楽しいです。

油彩ベースなのに乾くと艶が消えて、ピグメントと変わらない仕上がりです。ピグメントの欠点はきな粉まぶしたように真っ白になってしまう事なんですが、WCは塗料なのでコントロールがしやすいし、塗り重ねも可能です。さらにウェザリングペーストもある訳ですから、ウェザリングの可能性が大いに広がりそうだ感じました。

 

次回、最終仕上げを行って完成にしたいと思います。