エアブラシを持つのも今年初めてかも...IV号戦車F型の塗装を始めます。
▲サーフェイサーはざっとしか吹いてません。
さて、今回は模型誌などでよく見かける青みを帯びたジャーマングレーで塗ってみたいと考えました。そこで、タミヤのジャーマングレーをベースに、クリアーブルーを混ぜて青っぽいグレーを作り、これを基本色にしました。
クリアーブルーを混ぜたのは、色の彩度を落とすことなく色味が変えられるため、もうひとつは強烈な艶消しのタミヤカラーを少しでも滑らかにするため。
▼参考記事です。
水性塗料でプラモが塗りたい!/ジャーマングレーは「クリヤーブルー」ひとつまみで華やぎます。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト
▲ジャンク部品で試し塗りをしています。
ん、ちょっと暗いかな?ブルーグレーってより紫が強い群青色って感じ。
もっと見るからに青!なグレーにしたかったのですが...。
実はこの色が後々気に食わなくなるのですが、そのまま作業を進めてしまいました。
▲いきなり吹き付けず、最初の2,3回は砂吹きでザーとっ吹きます。
実質、これがサフ代わりです。
▲乾かしてる間に、履帯と転輪を塗ります。
まず全体をブラックサーフェイサーで塗装しておきました。ゴムの塗り分けは、コンパスカッターで厚紙をくり抜いたテンプレートを利用します。
▲履帯はXF-52を全体に塗装しておきます。予備履帯やワイヤーにも塗っておきます。
▲調合ジャーマングレーを全体に塗り終えました。
どうでしょう?明るい?暗い?私の目からは暗く見えます。
照明下では明るく見えてますが、実際はもっと濃い色に見えます。
青みも思ったほど強くなりませんでした。
まあでも、作業自体は次へ進みます。
今回はカラーモジュレーションにしようと思うので、ここからグラデーションを付けていきます。
▲基本色に艶消し白を足して、ハイライトの色を作りました。
車体裏でテストをしています。薄め具合が足りなかったので、コントラストがかなり濃く付いてます。
もっと薄めないとだめですね。
▲では、本番です。
事前に細切りにしたマスキングテープを用意しておきます。その他厚紙やプラ板なども用意しておくと便利です。
▲砲塔からやってみました。
余計な所に塗料が飛び散らないよう、やはりマスキングはした方が安心です。
奥のテープは装甲が折れ曲がる所に貼っています。
▲テープをはがすとこう言う風になります。
ポイントはとにかく塗料を薄めること!ほとんど溶剤くらいの塗料を使います。
ニードルの引き具合も極限まで小さくします。「少し塗っては乾かす」をしつこく何回も繰り返して行くのです。
▲砲身は光の当たる上の方にハイライトを塗ります。側面は上から下へ向かって、グラデがきつくならないよう薄くを心がけます。
▲ここまで砲塔のハイライトを終わらせた段階ですが...、やはり基本のジャーマングレーがなんか暗いと言うか、全然青さが足りないと気になり始めました。これも悪くはないんですが、最初の想定とは違う感じ。
ネットのモジュレーションが施された作品を眺めながら、悩むこと小一時間...
結局、車体色を作り直すことにしました。グラデ付けたのは砲塔だけなので塗り直しも簡単です。
長くなったので続きは次回に書きます。