地味な画が続きますが...IV号戦車F型、じっくり進めております。
が、思わぬトラブルで時間がかかっております。
▲今回はウェザリングカラーを使うのでグロスクリアー(ラッカー)を吹いておきます。
足回りはテカるのが嫌なので半艶クリアーを吹きました。
▲ウェザリングカラー・グランドブラウンでピンウォッシュ。
足回り、転輪は後で土汚しをするので、暗色でのウォッシュはしてません。
▲乾燥を待つ間に、履帯、予備履帯、ワイヤーをXF-52で下地塗装しておきます。
▲やはりクリアーのおかげでふき取りが円滑に進みます。
まずいことに、フィニッシュマスターのスポンジ部分が残り1個しかありません。
▲おなじくグランドブラウンで雨垂れの跡を描きます。
細い筋を描いて、薄め液を付けた筆で筋をぼかします。どうも雨垂れ描くのは苦手です。
▲予備履帯にもグランドブラウンをさらに薄めにしてウォッシュしてみました。
油彩ベースの割に乾燥が早いのでこのような作業にも便利です。
▲本履帯はさすがにウェザリングカラーは怖いので、水性アクリルの暗色(XF-1+XF-64)でウォッシュします。
▲数が多くて嫌~な装備品等の塗り分け。木部はベージュ系、鉄部は黒系の色で大まかに下塗りします。
▲ウェザリングカラーのステインブラウンを塗り重ね、木目っぽいものにチャレンジしてみました。
が、ただの使い古した木のようになってしまいテンションダウン😓
▲後ろの洗浄棒、実は先端部は継手(金属)になってて、黒で塗り分けないといけないんです。
説明書もそのような塗装指定になっています。
ところが、キットの部品にはケガキラインなど付いてません。
そこで、マスキングをして塗り分けています。
▲ここでトラブルその1。
ジャッキ台、見ると塗装のひび割れが起きてます。
下地塗装を厚く塗り過ぎたのか、おまけに木目も消えてしまっています。
この箱は結構目立つ部分なので、塗装を剥して塗りなおしました。
▲このままだと新品の装備品なので、使い古した様にします。
右はXF-1、XF64、X-26を混ぜた焦げ茶色、左は右の色にX-27を足した赤茶色。
これらの色は金属部のサビ表現に使います。
▲上記の色を錆が浮いて来そうなところに不規則に塗っています。
やり過ぎないようほどほどにね。
▲予備履帯にもサビ色を付加しています。クリアー塗料を使うとテカるのが難点ですな。
▲木部はマルチブラックをウォッシュして、彩度を落とします。
▲最後に、金属のテカり表現です。
Mr.メタルカラーの「ダークアイアン」を毛先をカットした面相筆にとり、ドライブラシのように擦り付けます。
▲サビた予備履帯にも少しだけドライブラシして、金属感を出します。
なかなか面白い作業です。
▼最終的にこのようになりました。
▼使用した色です。
鉄部:X-18を下塗り→メタルカラー・ダークアイアンをドライブラシ
木部:XF-15+XF-59を下塗り→ウェザリングカラー・ステインブラウンを塗り重ね
洗浄棒先端部:XF-49
ペリスコープ本体:X-18 レンズ部:X-19
ブレーキランプ:XF-7
キューポラハッチ裏パッド:XF-85
▼デカールを貼りました。
クリアーコートしたものの、少しシルバリングを起こしてしまっております。
▲黄色いマークは第14装甲師団で、調べてみると1940年に編成されたとのことです。
キット説明書によると1942年夏とありますので、ブラウ作戦とかその辺りの車両という事でしょうかね。
▲最後に、トラブルその2です。
シルバリングがなかなか消えないので「デカール剛力軟化剤」を塗ったところ、なんと塗装が白化してしまいました( ゚Д゚)
砲塔後ろの番号とか、もっと真っ白になってます。
クリアー層が溶けたのか?場所によって白化したり無事だったりで原理がよくわかりません。
軟化剤はアクリル塗料を溶かすと聞いたことがありますが、ラッカーでも溶けることがあるという事か。
なんか最近デカール貼りでトラブルが多いですね...。
今後のウェザリングとかでなんとか誤魔化せればと思っています。